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挑戦を続けるということ

もう30 年近くも前、やりたいことが何なのか分からない、でも若い力は有り余っている、そんな時に米国留学を決意しました。基本的に行きたい大学は決まっていたものの、ネットの無い時代、そもそもどうやれば留学出来るものだか分からず、実家から20 ㎞離れた紀伊国屋まで自転車で出向いて留学の本を買い、読んでみました。どうも、TOEFL という英語のテストは受けなければならないらしい、所が他の要綱がさっぱり分からない訳です。大学に直接電話もしてみましたが、担当者も色々根気強く説明してくれるものの、NHK ラジオ英会話だけで培った私の英語力では十分に理解が出来ず、心底焦りました。とはいえこのまま日本でくすぶって良いものか、悩みに悩んだ結果、「現地に行って大学に直接掛け合う」と言う作戦を取ることにしました。そうと決まったら、まずは資金調達、ということで、高校三年から時間を見つけては土方に精を出して、少しばかりの現金をトラベラーズチェックに変えて、片道切符を手に飛行機に乗り込んだ訳です。今思えば片道切符を持っていること自体、非常に怪しい訳で、見事に空港のセキュリティチェックポイントで引っ掛かり、別室に連れて行かれました。しかし、ここで日本に送還される訳には行きません。私がアメリカの大学で勉強したいこと、どうやれば入学出
来るのか分からないから、入学するために来たことを熱意を持って話しました。若いからこそですが、我ながら堂々としたもので、取調室にいることを怖いとも不安だとも思わず、心から話せばきっと通じるものだと思っていました。やや呆れたアメリカ人が日本語が話せる検査官を連れて来てくれて、その人に日本語で事情を説明し、彼が他の検査官たちに説明してくれて、皆さん何とか納得し、無事に"Prospective Student"と書いてあるビザスタンプをぽーん、とパスポートに押してくれて、私は無事空港を出ました。
私の米国生活は、そんな所から始まりました。知らないことだらけの中、持って来た自転車で50 キロでも100キロでも、どこにでも行きました。お金が無くなると、一時帰国して友人の土建屋さんや、佐川さんなどでバイトさせてもらったりを繰り返したので、4 年ではなく6 年掛かりましたが、何とか行きたかったカリフォルニア大学リバーサイドを卒業することが出来ました。
高校時代まで、やり場の無いエネルギーを抱えていた反動だとも思いますが、どれだけ知らないことがあっても、何度失敗して笑われても、「今は出来んけど、俺は絶対に出来るようなる。」とひたすら挑戦を続けました。振り返って思うのですが、失敗した数だけは、知っている人の中で、ダントツで多い気がします。しかし、踏み込んで考えると、失敗した数だけ、乗り越えた山の数も多い気がします。
失敗をしない唯一の方法は、挑戦をしないことです。しかし、同時に、成功をしない唯一の方法は、挑戦をしないことです。経営者になって振り返ると、どれだけの失敗を重ねて来たか、そしてその失敗をどう自分の経験に変えて来たかで、人の成長は決まって来るのでは無いかと思います。何かを達成したい、と思った時に、失敗するかも知れない、という恐怖感に押されて何もやらなければ、そこには失敗という経験すら残りません。失敗という経験から、どうして失敗したかを考え、どうやれば次に成功するのか、何度も何度も考え抜く、この経験が無ければ、人は成長しないのです。そして、挑戦をやめた瞬間、失敗は失敗で終わるのです。
社会人になって経験が長くなり、仕事が当たり前に出来るようになってくると、若い頃失敗したことを忘れて、部下の失敗をすぐに責めたくなる心が出てきます。私自身、部下の失敗に不寛容であった時期が一定期間ありましたし、今もまだ、頭にくることもあります。しかし、まだ未熟な社員が失敗をするのは当たり前で、それをカバーするのが上司の仕事です。「このヤロー」と頭にくることもあるかと思いますが、上司の仕事は、「次は出来るようになれよ。」「これで伸びろよ。」とただ応援を続けることでは無いのかと思います。そして、私自身も、これからも常に挑戦を続ける人間でありたいと思っています。