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本を読む時

2021年10月8日 

私は、18歳まで読書を趣味にしていましたが、勉強時間はおろか、睡眠時間を削ってでも読書に没頭してしまうので、大学以降30代中盤ほどまで、必要が無い場合は読書を禁止にしていました。


ただし、30代中盤で独立して以降は、ある程度読書をする機会が増えています。それと言うのは、会社員であった時代は、「優秀な会計士である」ことを目標に仕事に没頭していれば良かったのですが、経営者になった後は人事、開発など、今まで考えたことも無い、知識の無い課題が多くなったからです。哲学的な本を読むことも多いですが、いわゆる「ハウツー本」も実際には結構読みます。よく、「ハウツー本を読んでも結局身にならない」と言います。それがなぜなのか、逆に私がどう本を選んで、どう読んで、どう身につけようと努力をするのかをスタッフたちに伝えるためにも、ここに残しておきたいと思います。

1. まずは目次を見る。

  • 本屋に行くと、多くの本が並んでいて、どれを読めば良いのか分からなくなると思います。私の場合、知りたい分野で目に付いた本の目次を開いて、そこだけ次々に見ていきます。目次の構成の的確さと欲しい情報のキーワードがそこに載っているか否かで、購入の候補に置くか否かを判断していきます。

2. 一番知りたい情報がそこにあるかチェックする。

  • 目次にあるキーワードの中で、一番知りたいと思う章にさっと目を通します。そこで、私が知りたいと思うことが分かりやすくまとまって書かれていれば、その本は買いです。

  • 目次の作り方、要点のまとめ方は筆者の能力とセンスが如実に出てくると思っています。それが出来ている段階で、きっと素晴らしい筆者なのであろう、と推察する訳です。

3. 集中して読み切る

  • この点に関しては、人によると思います。私は記憶力に自信が無いので、一冊の本は最長一週間以内に読み切りたいタイプです。コツコツ読む方もおられると思いますが、どの方法を取るにせよ、読書をする時は集中することは大事かと思います。

4. サマリーを書く

  • 娯楽小説であればいざ知らず、知りたいと思って読んだ本の内容をサマライズしないのは、私にとっては本を読まないに近しいことです。本に書いてある内容を全て記憶するのは難しいですが、「確かあの本に書いてあった。」と思い出すことは良くあります。その際にすぐに戻れるサマリーがあることで、結果的に時間の節約になります。サマリーを作る際、私はエバーノートに箇条書きで書きますが、内容によっては、MindMeister.comでマインドマップを作ることもあります。会社の組織図的な所に付け加えることもあります。

5. 実践する

  • 仕事につながる読書は、サマリーを書くのが目的ではありません。あくまで書いてある中で大事だと思うことを実践に落とし込むことが必要です。実践に落とし込む中でサマリーを読み返したり、本の内容にまで戻ることを繰り返しながら進んでいきます。

6. 反省と修正を重ねる

  • 思ったように行く時、思ったように行かない時があります。私は基本、一冊だけの本に頼ることはせず、同じ分野で数冊読んでまとめておくようにしてあります。一冊だけだと、知識に幅が出ず、行動の偏りにつながる危険があるからです。逆に、数冊に共通して書いてある内容はその分野の本質であると言えます。また、一般的には大枠で書いてある本からスタートするので、深掘りする箇所を別の本で補う読み方をします。本質を抑えながら、行動のどこが良くどこが悪いのか、反省を重ね、修正を加えながら進みます。

7. 仕組み化する

  • 多くの物事は継続することを必要とします。例えば弊社の場合、TOPC Axisと呼ばれる経営理念に沿って行動することを何より大事にしています。理解度を高めるため、英語・日本語とAxisに沿ったトピックを決めてBeer Bashと呼ばれる会合を毎週行い、サマリーを公表します。それをベースに、私は毎月「経営者の視点から」を書いて外部の皆さまに弊社が何を信じて仕事をしているのか、お伝えするのと同時に、社内の更なる浸透を図ります。スタッフはそのAxisを基準に毎月評価されます。そのように仕組みを持っておくことで、行動が習慣化し、継続する力につながります。

8. 時には筆者に質問する

  • 驚かれるかも知れませんが、私は「この人は凄いな。」と思った筆者がいたら、ウェブ上で探して簡単な自己紹介の後、感想を送り、分からないこと、実践の際に困っていることなどを質問します。筆者の方もお忙しくされていると思うので、しつこくフォローすることは無いのですが、何故か皆さん、優しく返信してくださいます。

素晴らしい、と思う方は、帰国時にご本人に会いに行くこともあります。その際、可能であればご本人が主催されているセミナーの日程に合わせて帰国をするようにします。優しい方は、セミナー後にお食事の時間まで作って頂くこともあります。相手の方は私の手が届く所にあるような本まで書かれる方なので、お忙しいのは100%確かな中、本当にありがたいことです。ご本人には、心から感謝の気持ちを伝えます。

私が本を読むプロセスはおおよそ上記の通りです。もう当たり前のように実践されている方もおられるかと思いますが、スタッフから読書について質問をされたこともあり、今回書き記してみました。


実は今は営業をしなければいけないのでは無いか、と思い初め、そもそも営業ってどうすれば良いんだろう、と考え始めた所です。ずっと会計と開発に没頭してきた技術肌の人間なので、イマイチ何をすれば良いものなのか分かりません。ひょっとしたらこのコラムを読まれている、営業出身のどなたかにお会いに行くこともあるかも知れませんね。