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経営者の視点から ~小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり~
2025年11月13日 「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」という言葉は、もともとは中国の古典、菜根譚が原典だそうですが、個人的には、京セラの名誉会長、稲盛和夫氏からこの言葉を聞きました。耳に痛い厳しい言葉こそ、実は自分の成長に必要なことだったり、逆に優しさに感じることが、時には自分を甘やかす結果になってしまう、という戒めの言葉です。 これが実際の業務においてどのように考えれば良いか、弊社の「Beer Bash」で出たエピソードをもとに、「小善は大悪に似たり」と「大善は非情に似たり」の二つのテーマに分けてご紹介したいと思います。 小善は大悪に似たり あるスタッフは、以前営業職として働いていた際、クライアントの要望を安易に受け入れすぎた失敗談を話してくれました。物理的に困難な納期の要望に対し、「無理ではないだろうか」と思いながらも、お客様を喜ばすために、また相手の執拗な要求から逃げたいという思いから、「できます」と安請け合いしてしまったのです。しかし、その納期は現実には不可能で、納品自体は行ったものの、結果として製品の品質は低下し、大
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