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経営者の視点から ~自信と謙虚さを併せ持つ - 謙虚さとは~

TOPC Potentia

更新日:3 時間前

2025年3月13日



少し当たり前のことかも知れませんが、自分に自信をつけるために出来ることは唯一、「努力を続けること」であり、仕事が尊いのは、仕事が「他人に価値を与えることが出来る」ものだからであり、相手に喜びを与え、喜ぶ相手を見て自分も喜ぶ、この正の連鎖こそが、自信を育ててくれるものだと書きました。


しかし、自信を持つこと自体は良いことなのですが、時にはそれが嫌味に感じる人、もっと悪ければ、傲慢に感じる人さえいます。自信があって堂々としている人は、信頼されることが多いのに、傲慢になると、逆に信頼を失う結果につながりかねません。だからこそ、自信を持つと同時に謙虚さも持ち合わせなければならないのです。


私自身が謙虚であるか、と言われればそうでも無い時もあるので、これは私自身への戒めでもあるのですが、謙虚であるためには、幾つか気を付けなければならないことがあります。


· 自分を客観的に見る目を持つこと

簡単なようで難しいのが、自分の能力を理解することです。自分の能力以上に自信を持つことは、傲慢さの始まりとも言えます。自分を客観視してその能力を理解しているからこそ、サポートが必要な時に他人の助けを求めることが出来るようにもなります。


· 聞く耳を持つこと

自分の仕事に自信が出てくると、段々と他人の意見に耳を貸さなくなる人がいます。歳を取ればとるほど、上の職階に行けばいくほど、過去の成功体験にとらわれ、固まった価値観を持ってしまいがちです。成長を続けるためには、常にフェアでオープンに他人の話に耳を貸すことを心掛けなければなりません。


· 自分の欠点や苦手分野を認識すること 

「苦手な仕事ほど、自分に一番合った仕事」というスタッフがいました。苦手な仕事だからこそ、細心の注意を払うからです。上手ではないという事実を認識し、それを補うために努力を払うのも、謙虚さの正しい現れだと言えます。


· 過ちを認めること

自分が間違った時は間違ったと、正直に言える人は謙虚な人です。素直に自分の間違いを認めることで、そこからどのように建て直せばよいのか、アイデアが湧いてきます。また、自分の過ちを認めるからこそ、周りもその人をサポートしようという気になります。失敗しないための努力は欠かせませんが、失敗した時に正直であり、誠実にリカバリーに向けた努力を重ねれば、周囲は好感を持ち、同僚からの信頼も厚くなることでしょう。


· 相手をリスペクトする気持ちを持つこと

自分自身を見つめると同時に、関係者に敬意を持つことを忘れてはなりません。相手に敬意を持っていれば、自分自身も自然と謙虚な姿勢になるものです。そして、敬意を持つ相手が言ってくれることは、例え耳が痛いことであっても、自然に感謝の気持ちが生まれ、素直に聞くことが出来るようになるものです。



時々コラムにも出てきますが、弊社ではBeer Bashといって、経営哲学や行動指針などを、皆で話し合う会合が毎週あります。実際、上記の考え方は、私自身がスタッフに教えたものではなく、弊社スタッフたちが共有してくれたことです。特に「相手をリスペクトする気持ちを持つこと」と言うのは、実はインターンが真っ先に教えてくれたことで、私自身、相手をリスペクトする心が謙虚な姿勢を持つことに重要であると気づいていませんでした。しかし、考えれば考えるほど、ひょっとしたらそれが一番大事な要素なのでは無いか、と思うようになりました。


この歳になっても、30歳年下のインターンから教わることがあるものです。このような学びを得ることが出来る機会を与えてくれる、Beer Bashを毎週実践して、本当に良かったと思いました。そして常に私に学びを与えてくれる、弊社の社員一同に心から感謝です。







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