米国の確定申告において、課税対象となる収入額から金額を差し引く(控除する)方法は項目別控除と標準控除の2 種類があり、どちらか有利な方を納税者は選択することができます。
標準控除
標準控除ではその名の通り控除額が固定されており、金額は毎年IRS によって設定されます。控除額は納税者のファイリングステータスによって分かれており、また65 歳以上の高齢者や盲目の方は一定額の控除が追加されます。2019 年と2020 年の控除額は以下のテーブルを参照ください。
ただし、納税者は以下の条件下において標準控除を選択することができません:
• 夫婦告別申告で配偶者が項目別控除を選択している場合
• 個人の会計課税年度の変更により、12カ月未満の申告書を提出する場合
• 申告年度で非居住者または二重ステータスであった場合。ただし、非居住者であっても年末時点で米国市民または米国居住者と結婚し、税務上米国居住者として申告をする場合は項目別控除を選択することが可能。
項目別控除
標準控除を選択できない場合、または項目別控除の方が標準控除より控除額が大きい場合は、項目別控除を選択します。項目別控除に関しては「2020年度個人税務:項目別控除について」をご覧ください。
納税者は以下の項目について控除が可能です:
• 州及び地方の所得税または消費税
• 不動産税と動産税
• 住宅ローンの利子
• 住宅ローン保険
• 災害による損失
• 認可されている特定団体への寄付
• 調整後所得の7.5%を超えた医療費また歯科費
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