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COVID-19 影響下での会計

不況の際に一番大事なのは、売上を最大限に保ちつつ、経費を最小限に抑えること、そして会社の生産

性を保つことです。また、手元の会社の運営資金が枯渇してしまうような事態は避けなければなりません。


売掛金の管理

特に滞留している売掛金が無いか、普段よりも細かくチェックするようにしてください。また、与信枠が適正か、再度見直して貸倒のリスクを最小限に抑えます。それでも、通常より大きなオーダーがある際、過去2年以上取引が無い顧客からの注文などは、常にマネジメントと相談するよう、ご指導ください。


在庫の管理

減産が見込まれる企業も多いかと思います。在庫を多く抱え過ぎず、どのレベルでストックしておくべきかのか、営業、製造と共に考える良い機会です。特に在庫は、人件費と共に大きく現金が出て行く所です。ぜひ在庫の管理にご留意ください。


雇用管理

適正な従業員数を確認し、雇いすぎて人が余ることが無いよう、注意してください。また、冒頭の経営者の観点でも申し上げましたように、人が余ったような場合は、解雇から入るのではなく、全員で営業に行くような所を考えるべきだと思います。日本人として、本気で会社と従業員の雇用を守るという決意と姿勢は、きっと米国人の心も打つものだと思います。


経費を最小限に、信頼は最大限に

最近は出張の機会も減った会社も多いとは思いますが、オンラインミーティングに社員、顧客に慣れてもらい、出張経費を削減する良い機会です。不況の際だからこそ、削れる所は削るコスト意識を従業員が持つ土壌を作ることが出来ます。コストを削減するのは必要ですが、同時に景気が回復した時にサポートしてもらえるパートナー関係を社員とベンダーと構築しておくのも経営者の務めです。削減と構築、両輪が揃うからこそ、景気が回復した際に、会社は大きく成長することが出来ます。

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