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ギャンブル損失

2021年11月9日 


米国では、ギャンブル(賭博、宝くじLottery等)の賞金がある場合は、確定申告で「その他の収入」として、FormW-2Gの受領有無に関係なく、個々の賞金すべてを報告する必要があります。この規則は、米国への旅行者または非居住外国人である場合でも所得税として課税されます。ただし、ギャンブルの損失がある場合スケジュールA(Form1040)の項目別控除を選択した場合にのみ賞金額からギャンブルの損失を控除できます。


ギャンブル損失を控除する場合の重要なポイントは以下です


  • ギャンブル損失の控除可能額は賞金の額まで。つまり、ギャンブルの収入の額を超えてギャンブル損失の控除は出来ません。

  • 申告するギャンブルの賞金額及び損失額のすべての取引明細記録が必要。(取引記録の要件は後述)

  • 項目別控除額の合計額が、標準控除額を上回る事。 例)申告ステータスが独身の場合、2021年の標準控除額は$ 12,550の為、項目別控除の合計額は$ 12,550を超える必要があります。項目別控除に記載されるその他の項目については、「2020年度個人税務:項目別控除について」へのリンクを参照してくだい。https://www.topc.us/single-post/2020年度個人税務:項目別控除について


取引記録の要件


参考:下記2種の例をご覧下さい

  • 競馬:購入した馬券や領収書、オンラインの明細書等。全ての記録には日付、レースの詳細、賭け/購入金額、および勝ち金額を示す必要があります。

  • カジノ:主要なカジノは、プレーヤークラブのメンバーへ税務申告に必要な情報を提供できます。それ以外の場合は、独自のレコードメモを作成して保管します。メモには、各々プレイ会場、日付、時刻、テーブルおよびゲームのタイプ、スロットマシン(スロット機械番号も明記が望ましい)と各プレイの賭け/勝ち額が必要です。

これらの要件を考慮すると、ギャンブルの損失を正確に報告するには、詳細な記録を保持することが不可欠です。

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