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小規模会社(S Corporation)の選択要件

2021年10月8日      

小規模会社(以下S Corp)として認められるためには、税法上の特定の基準を満たす事が求められています。すなわち、その特定の基準を満たした会社のみがS Corpとして選択することが認められ、それ以外の会社は普通法人 (C Corporation) に分類されます。S Corpの基本的な選択要件は次のとおりです。


内国法人 (米国に於いて、米国の法律に基づいて、または任意の州/領土の法律の下で設立された法人)で、次の条件を満たしている必要があります。

  1. 100人以下の株主

  2. 株主は個人、遺産財団や信託、および/または特定の非課税組織(*1)のみ

  3. 株主に非居住者の外国人がいない

  4. 1種類の株式のみ発行している (議決権付き又は議決権無しの普通株式は許可されていますが、優先株式は許可されません)。

S Corpとして事業を行う場合の収益制限はありません。言い換えれば、S Corpの選択をするために法人が小規模に事業を運営しなければならないといった要件はありません。

しかしながらS Corpには、他の法人形態にはない様々な特徴(下の表にまとめた長所と短所)があります。



*1 特定の非課税組織;

  • 内国歳入法 Section 501条(c)(3)に基づく、慈善団体、教会、宗教団体、 民間財団

  • 内国歳入法 Section 527条の対象となる政治組織

  • 社会福祉団体、市民団体、社会クラブ、労働団体、ビジネスリーグなど、その他の非営利団体

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