2023年9月8日
どれだけ入念に計画を立てたとしても、プロジェクトを進める際、現実には予算と進捗にギャップが生じることがあります。そんな折に、弊社での座標軸となっているのが、「QualityはBudgetに先んじる」です。
もちろん、常にBudgetを無視してプロジェクトを進めていては、会社全体が赤字になってしまい、経営が立ち行かなくなってしまいますが、明確な理由がある場合にBudgetを上回るようなことがあったとしても、それでQualityを担保出来るのであれば、それは担当者の判断で進めるべきだ、と弊社は思っています。
それは、弊社は「信頼を得ることが、すべてのビジネスの基本」であると思っているからです。Budgetを超えてしまいそうだからと大雑把な仕事をすることもあるかと思います。時には拙速を尊ぶべき局面もあるかも知れません。しかし、そのような仕事を続けていると、それが習い性となり、スタッフは成長が限られてしまいます。そしてその状況をお客様は大体、良く見ておられます。仕事の質がイマイチだと感じられると、お客様は競合他社がどのようにしているのか、気になるようになります。そして、競合他社と弊社の仕事が同レベルだと思われれば、今度は「安い方に発注したい」と思うようになります。
価格競争に巻き込まれないためには、お客様に、「他社よりこの会社に依頼したい」と思って頂かなくてはなりません。それだけの品質を出すことが、会社を守る最大の防御策であり、スタッフを成長へと導く最善の教育策なのです。
「例え時には予算が犠牲になったとしても、品質を上げるのが、我々の使命だと思います。それは、それ自体が未来への投資だと思うからです。」
これは、Beer Bashの際にあるスタッフが皆に語り掛けた言葉です。彼女は、品質の良い仕事をすることは未来への投資であり、お客様の信頼を得て価格競争から脱することにより、長い目で見れば投資を回収することが出来るようになる、と言っています。
正直に言えば、まだまだ、思ったように行かないこともあるのが現状です。しかし、これからより高みを目指すため、我々自身が仕事の価値基準をお客様よりも高い所に置き、それを達成するために努力を続ける、その姿勢を崩さず、そういうスタッフが能力を発揮できるような職場を作る、それを心がけて、これからも努力を続けていこうと思います。
